1996-02-14 第136回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
また、それに加えまして、取り残された中国が巻き返し政策をするという可能性もあります。大胆な政策も当然予想されるわけでありまして、これは北朝鮮に対するてこ入れという形で起きる可能性があると思います。 以上のような戦略環境を読んで、日本はより積極的な役割を果たしていくべきだろうと思います。
また、それに加えまして、取り残された中国が巻き返し政策をするという可能性もあります。大胆な政策も当然予想されるわけでありまして、これは北朝鮮に対するてこ入れという形で起きる可能性があると思います。 以上のような戦略環境を読んで、日本はより積極的な役割を果たしていくべきだろうと思います。
ダレスはロール・バック政策、巻き返し政策で、ダレスの巻き返し政策はジョージ・ケナンのコンテインメント・ポリシーから出ておる。しかして、今回のケネディ大統領の昼食会における演説は、コンテインという言葉は、アメリカは中南米その他でコンテインしておる、そしてアジアにおきましての共産主義の拡大は今後プリベントしなければならない、こうなっていると私は聞いておるのであります。
御承知のごとくラオスの右翼政権が、ラオスの李承晩といわれましたノサバン将軍でしたか、倒れまして、そうしてプーマ首相が左右いずれにも偏しない、ジェネバ協定通りの中立内閣を作る、中庸の道を通る内閣を作るというので政権をとりまして英国の支持も得ていたのでございますけれども、それが巻き返し政策によりましてノサバン将軍に今首都は包囲されておる状況でございます。
(拍手)原水爆の大量生産を背景に、巻き返し政策を推進せんとするアメリカを中心とする力の政策は、ソ連をして、これに対抗し、原水爆の発展と、これを運ぶ大陸間弾道弾の研究にかり立てました。力の政策は力の対抗を呼び、原水爆の製造、実験、貯蔵は、その増加の一途をたどり、全人類の死滅を意味する最終戦への道を刻一刻たどらしめつつあります。
せとぎわ政策、巻き返し政策と、力の政策を推進したダレス氏が引退して、ハーター氏が国務長官に就任したことによって、外交路線は今後柔軟にかなり転換するのではないか。従って安保条約の改定交渉は急がない方がよろしいと考えるが、外相の見解いかん。 一、安保条約の条約区域の表現は次の三つのいずれか、またその内容はいかがか、お答えを願いたい。
それと同時に、従来のアメリカのヨーロッパ、これはアジアもそうでありますけれども、アイゼンハワー、ダレスのいわゆる共産主義諸国に対しましてのロール・バック・ポリシー、巻き返し政策、これが、人工衛星が成功したということによって、ヨーロッパの、西欧諸国におきましても、NATOのメンバー諸国におきましては、それは非常なショックを受けて、再検討しなくちゃならぬということになっております。
○田中(稔)委員 トルーマン前大統領がコンテーンメント・ポリシー、封じ込め政策を唱え、それから現大統領のアイゼンハワーがロールバック・ポリシー、巻き返し政策を唱えていることは御承知の通りであります。そして最折クレス国務長官のごときは戦争せとぎわ政策を説いております。
御存じのように閉じ込め政策から巻き返し政策へ、巻き返し政策からニュー・ルックヘ、そうしてセカンド・ルックヘとあわただしく米軍の作戦は転換をいたしました。これは主として武器の発達、すなわち原子兵器の発達に即応するもののようであります。
だからソ連に対してコンテイソメント・ポリシー、そういう政策を展開するといつてやつて来、そのような政策がだんだんつまずいて国内のいろいろな諸政策とからんでアイゼンハワー大統領が当選され、そうしてコンテイソメント・ポリシーではいけないからロール・バツク・ポリシー、巻き返し政策をやる。ところがその政策はヨーロツパにおける北大西洋同盟条約、欧洲軍条約を見ましても強力な壁にぶつかつている。
トルーマンの消極的ないわゆる封じ込め政策に換えるのに、アイゼンハワー大統領の外交方針の基調は、飽くまで、力に応ずるに力を以てする、即ちロール・バツク・ポリシイ、巻き返し政策、これを外交の基調としておるのであります。従いまして、このMSAの基本をなしまするアメリカの相互安全保障法の前文を見ますと、国際平和及び安全保障のために友好国に援助を与えて平和と安全を維持するというのであります。
私は、このMSAをてことして巻き返し政策を完成し、日本がアメリカの世界政策の一環として編入されてしまつて行くような、こういう国としての道は、歩みたくないのであります。また歩んではならないのであります。今これを阻止するのでなければ、これが進んでしまつて、MSAを受けたあとにおいて、どうしてこれをかえて行くことができるものでありましようか。
○中田吉雄君 その資料に一つ加えて頂きたいのは、アメリカが世界各国に封じ込め政策なり巻き返し政策の見地から持つておる各国別の基地の数、私もいろいろ手に入れておるのですが、どうもはつきりしないものですから、一つそれも是非お願いいたします。 それからちよつとお尋ねしますが、外電の伝うるところではもうすでに協定は実際殆んどできておるという情報が流れている。
元来このMSA援助は、アイゼンハワー大統領の、「アジアの戦いはアジア人の手で」という、中ソ両国を仮想敵国といたしました巻き返し政策の一環としての対日傭兵再軍備であり、新たなる対米追随外交以外の何ものでもないわけであります。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手)昨年四月二十八日講和条約が発効いたしましたが、一体我が国は何を得たでございましよう。
(「同じだよ」と呼ぶ者あり)なお、MSAは、この制度は一九五一年に作られたものでありまして、アイゼンハワー大統領の巻き返し政策の提唱より遙か以前から始まつておるものでありまして、巻き返し政策の結果ではないのであります。
ソ連最高会議で、マレンコフ首相により明らかにされた平和方針、及びこれに応じてソ連、中共の指導者によつてなされました朝鮮戦乱解決のための具体的提案、これを取上げて休戦交渉成立に努力したチヤーチル、アトリー、インドのネール首相などの、世界の平和を回復し、維持しようとする必死の努力と熱意によつて、巻き返し政策を行おうとしたアイクの新政権も遂に引きずられて、朝鮮停戦交渉は進展、今日になつておるのである。
この一般教書の対外政策に関する部分は、去る十二月十六日のUSニューズに掲載されました、アイゼンハワー元帥のいわゆる対ソ巻き返し政策を中心とする冷たい戦争対策二十六項目と言われるものを基礎にしていると思われるのであります。このアイゼンハワー元帥の冷たい戦争対策二十六項目のうち、アジア関係の対策に関する部分を見ますると、第一に、朝鮮の共産軍を後方から遮断するための落下傘部隊、水陸両用部隊の使用。
たとえば、トルーマン政権のソ連に対してとつて来た封じ込め政策を巻き返し政策に切りかえるがごときは、その重要なるものの一つであろうと思います。
アイゼンハウアー元帥の当選により、米国の対ソ政策が、従来の封じ込め政策から巻き返し政策へ転換すると予想せられております今日、また同元帥が、アジアはアジア人の手で守れという考えを持つておりますことが、保安隊の朝鮮出動問題を新たに浮き上らせました原因になつておるのでありますけれども、なおその上に大切なことは、この問題の実現の可能性を思わせる他の理由は、わが国の政府当局が、国連軍の活動がわが国の安全に寄与